確定申告時期の思い出・・・夢の中でも確定申告

本日は確定申告時期の思い出の話をします。

私が会計事務所に勤務し始めたのは2月からだったため、まさに確定申告真っ最中の時期でした。会計事務所への就職は一年のうち大きく2回あります。1つ目は税理士試験が終わった後の8月で、もう1つは税理士試験の合格発表があった後の年明けでした。これらの時期には専門学校主催の就職説明会が東京や大阪で開かれます。私も大阪の説明会に参加して、次の週に東京の説明会に参加しました。

当時は税理士試験合格発表後の就職説明会では実務経験のある方が採用されやすかったようです。直後に確定申告が待ってますので当然と言えば当然です。実務経験の全くないわたしでしたが東京の事務所で採用していただけました。

それまでは東京へは千葉の親戚のところへ遊びに行ったときに連れて行ってもらったのと大学受験で行ったのとで2回だけでした。そのため右も左もわからず忙しいうえに実務もわからない状態でしたが、所長先生はじめ事務所の方々がとても親切だったため頑張ることができました。

事務所の先輩にAさんという方がいらっしゃいました。A先輩は入所されて4年目くらいだったと思いますがとても優秀で親切な方でした。確定申告で忙しいある日、A先輩は判断に悩まれている事案がありました。新米の私ではお手伝いすることもできません。

翌日の朝A先輩は晴れ晴れとした顔で出勤されました。悩んでいた事案について解決策が見つかったとのことです。私は「先輩すごいですね。どうやって解決したんですか?何かの本に書かれてましたか?」と尋ねると、「昨日の夢の中で確定申告やってて、そこで思いついたんだよ。」と話してくれました。

この時期は私も確定申告している夢を何度も見ましたが、A先輩のように思いつくことはさすがにありませんでした。

所得税の確定申告は年に一度だけお会いするというお客様も多くいらっしゃいました。最初の年は事務所内での仕事がほとんどでしたが、2年目からは1人でいろいろなところへお伺いしました。

松山でのお客様な中でご兄弟のお住いの場所が、たまたま私が訪問したところのすぐ近くであり、話が盛り上がったこともありました。

今振り返ってみると一日一日がとても貴重な経験の日々だったと思います。

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