会計事務所勤務時代の思い出

ここまでは税金や経営についてやや固い話をしてきましたが、今回は勤務時代の思い出話でもしたいと思います。
税理士試験に合格して東京の会計事務所で勤務することとなりました。
私が入所して半年くらい経ったときにベテランの先輩が転職することとなり、その先輩の担当されていたお客様の多くを担当することとなりました。
試験には合格したものの実務経験はまったくありませんでしたので、毎日が悪戦苦闘でした。
幸いにも所長先生はじめ事務所の先輩方が大変親切だったためになんとか頑張れました。
お客様の中に町工場を経営されている社長さんがいらっしゃいました。私から見ると父くらいの年齢の方でした。
気さくな社長さんで訪問するのも楽しみでした。
ある時社長さんがひどく落ち込まれてました。健康診断で腫瘍が発見されて精密検査が必要になったとのことでした。私はとにかくなにかできないかと思い「社長、腫瘍が見つかっただけで悪性とは限らないですよ。仮に良くなかったとしても、今は早期発見早期治療で元気になられた方もたくさんいらっしゃいますよ。」
息子ほどの年齢の私の言葉に耳を傾けてくれて「検査受けてくるよ。」と言っていただけました。
幸い悪性ではなくて、その後元気になられました。さすがに今は娘婿の方に経営は譲られていらっしゃるようです。
このような相談をしてくださったことがとても嬉しかったのを覚えています。
税理士というと税金や数字という固いイメージを私自身持ってましたが、実際はほとんどの先生方が様々な相談相手になられていると思います。
私もお客様のよろず相談役になれるように日々精進してまいります。税理士のできない専門業務につきましては可能な限り専門家の先生方をご紹介できるようにしております。
自宅兼事務所ですので綺麗なオフィスというイメージからは程遠いのですが、お客様がほっとするような時間とc空間づくりをしていきたいと思います。
初回の税務相談は無料ですし、お時間に制限はございませんので、お気軽にお電話等いただければと思います。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です